シチュエーションとは、登場人物が作中に置かれている状況、境遇、局面を示す言葉で、AVにおいては導入部から流れる基本的なシナリオとなるものです。
巨乳、高身長、巨尻といった人物特徴、女子校生、OLといった属性、SM、拘束、輪姦、中出しといったプレイ内容などの形や型を支える、作品の重要な要素です。
AVにおいては、様々な妄想を駆り立てるため、実に幅広いシチュエーションが存在します。
その中で、定番・人気の物を挙げ、作品の傾向を紹介します。
上司と部下
『パワハラ女性上司に反抗。』『酔って愚痴を聞いて。』『残業していると思ったら・・・。』『上司が仕事も性も支配している。』『憧れの上司と出張で。』など、同じ仕事場にいる二人の間で一線を踏み越えるシチュエーション物です。先生と生徒、主人とメイドなどのも広義でここに含まれるでしょう。
日常生活の中で起こりえないことではなく、まぁ、こんな上司いたらいいなーという感じも含み、妄想もしやすいことから人気のシチュエーションジャンルです。
上司と部下というはっきりとした上限関係、上に立った方が優位なシチュエーションをわかりやすく作れるので、SMプレイにも通じるところがあり、レイプよりも受け口が広い征服欲を満たす作品群でもあります。
特に、女性優位なSEXを作りやすいテンプレートですから、M気質な方に向いた作品が多いシチュエーションジャンルでもあります。
「上司と部下」関連おすすめAV作品
不倫・NTR（寝取られ）
上司と部下物と同じように、日常の傍らにいる存在をテーマに扱うため、自分をトレースしやすい人気のシチュエーションジャンルです。
他人の物をつまみ食いするという背徳感と征服感を満たすことができる、わかりやすく素晴らしいテーマではないでしょうか。
シーンとしては、ナンパ、旅行、相手の自宅、乱パ、職場、弱みを握っての脅迫・・・妄想しうるだけの様々なものがあり、女性が嫌がりながらも感じる、それとも恥ずかしながらもノリノリで？パートナーがその場に居る居ないも含めて、バリエーションは無限と言っていいでしょう。
さらに、女性も後ろめたいことをしているという事を強調すべく、マスクをしている、サングラスを掛けているなど、もうホントに何をどう探せば自分のズバリが見つかるのか途方に暮れるほどです。
パートナーと満たせない欲求を最大開放する、貪るようなSEXや、理性と本能のせめぎ合いに苦悶するSEXも、このテーマの共通した見所ですね。
「不倫・NTR（寝取られ）」関連おすすめAV作品
同僚・友人
日常に関係性を持つ相手とは、その先の関係性を考えると、踏み込むことをためらいますよね。そこを何かのきっかけで踏み越えてしまうというシチュエーションです。
分かりやすく、『●●したら10万円。』などお金がきっかけになる作品も多く、有名シリーズも多いため一大ジャンルとなっています。他にも、偶発的なきっかけで踏み越える、ソープに行ったら友人が出てきたというようなものもありますね。
いずれにしても、感情移入がしやすいシチュエーションジャンルではないでしょうか。
言い訳して自分を正当化しながら、最初はぎこちない感じで戸惑いが見えるけど、結局は犯るんじゃん！というのが何かいいですよね。対等な関係でSEXをするという健全な側面もあり、性癖を邪魔することがないジャンルです。
さすがに友人同士なので、ハードな作品は少ないですが、レイプが絡んで凄惨な方向に展開されるハードな作品ももちろんあります。
「同僚・友人」関連おすすめAV作品
レイプ
現実では絶対にやってはならない、倫理的に問題があるシチュエーションですが、一方、征服という人間の強い欲求分野でもあるため、強い人気があるジャンルです。
基本的に女性に抵抗を諦めさせるか無視できる状況にする必要があるため、陵辱的、暴力的な方向性の映像作品が多くを占めます。SEXやペッティングといった性行為そのものよりも、それ以外の要素が多くなる傾向があります。
また、理不尽な支配をテーマとすることから輪姦物も多く、プレイの展開もせわしないです。そのため性行為や性器そのものに興奮するというノーマルな方には、単に胸くそ悪いだけのシチュエーションジャンルです。
支配を進める過程上SM的なプレイが多いですが、双方に愛情があるわけではないことから、SMとは言えません。SM好きだからといって、このシチュエーションが必ずはまるとは言えず、むしろSM好きの方は嫌う傾向もあります。
初級者向けかどうかは、パッケージでわかりますので、気軽に手を出す前に、サンプル動画ではなく、まずは、パッケージにどのようなことが書かれているかを参考にして手に取ることをお勧めします。スタートが拉致からになるものは、レイプの中でも陰惨度合いが高いので初心者は避けましょう。
美しい顔がゆがむ、女性とは思えない声や音を発する、目に光が失われるなど、陰惨な言葉が示す作品群ですが、まさにシチュエーション下の女優さんの演技と反応に興奮できる方にとっては分かりやすいジャンルです。
「レイプ」関連おすすめAV作品
店員と客
エステやマッサージ店のヤツです。そういうコンセプトの風俗店も実際にありますが、AVにおいては一大ジャンルになっています。
店員が男、店員が女それぞれによって責められ方が異なってきますが、狭い施術台の上で声を抑えながら悶える様子を隠しカメラ風の映像も交えて見るというのは、なんとも淫靡な感じがします。
鉄板シーンはやはりオイルでテカテカになった肢体。アソコがかき回される度に響く、ぐちゃぐちゃという音も興奮も高めます。
「店員と客」関連おすすめAV作品
野外
野山でビーチで路地で公園で・・・SEXは体2つでいつでもどこでもできる。を体現する分野。『見つかるかもしれない、でも見て欲しいかも』という不安と期待感を女優さんがどう表現するかによって、作品の傾向が変わってきます。
露出狂、盗撮、レイプといった要素との相性が良いシチュエーションジャンルです。そのため、プレイは健康的で全く抜けない物から、凄惨すぎて全く抜けない物まで、趣味趣向によるハズレ領域も幅広いです。
また、照明が難しいため、映像が不鮮明なものになりやすく、また、見つからないようにがコンセプトであることでSEXなど直接の性行為がない（それは屋内で）作品も多く、なにげに上級者向けのシチュエーションジャンルだったりします。
「野外」関連おすすめAV作品
乱交
男女複数同士がとっかえひっかえ興じる乱交。口火が切られる瞬間の迫力、非日常感と様々な女優を一度に見られる事、横一列に並んで犯されたり、3Pになったりレズっていたりなどいう乱交ならではのシーン、男優とのプレイの相性の違いが見られたりと、映像としては迫力も有りお得なシチュエーションです。
ただ、引きの画面が多く、映している女優の切り替えタイミングもしっくりこないことがあったり、好みの女優さんがメインでないところで興味を失ったり、没入感に欠けるところがあります。
映像に集中したい方にはあまりおすすめしませんが、使い方として、乱交物は無名な女優さんが多いため、隠れた原石、好みの女優さんを見つけるカタログ的な感覚で見るのをお勧めします。
ちなみに、乱交作品を探す場合は、「乱交」と検索するよりは「大乱交」と検索した方がより適切ですね。乱交だけですと、男1女多、男多女1という、乱交ではないものまで含まれてきますので。
「乱交」関連おすすめAV作品
昏睡・催眠（睡姦）
酒、薬、暴力、はたまた謎の原因によって、女性が意識あるいは自我を失っている状態で性行為が行われる作品群です。ただし、ロボットやダッチワイフ、死んでいるという設定で自我がないとかは別ジャンルになります。
あくまでも寝ているところを襲って、女性としてどう反応をするのかという背景は崩さない物です。
そのため、睡眠から覚醒の瞬間と、覚醒した際の意識レベルとその後の抵抗がどうなるのかというのが、個人の趣味趣向に対するマッチ度合いを大きく左右します。もちろん、最後まで覚醒しないという作品も多くあります。つまり、睡姦愛好家だから、睡姦作品全部好きとはなりにくいため、広義のニーズは高いのですが、結果としてニッチなシチュエーションジャンルになります。
睡姦愛好家でなくとも、『修学旅行の夜に女子の部屋に潜り込みたい』『サークルの飲み会で酔って寝てしまった女の子をこのままヤってしまいたい』と思ったことはあるでしょう。そうした方は、各メーカーが出している総集編など見所を集めた短編集をオススメします。
「昏睡・催眠（睡姦）」関連おすすめAV作品
時間停止
エロは妄想の産物。日本人の想像力たるや実に恐ろしい。ですが、最近は海外でも人気があるジャンルです。
時間を止められるというファンタジーアイテム（大体はストップウォッチ形状）を駆使して、時間を止めて女性を脱がして体勢を調整して犯し、途中で時間の流れを元に戻して反応を楽しみ、また、時間を止めてひたすら腰を振るという、もうどうしようもなくくだらない素晴らしいものです。『時を止められている間は動いてはいけない』と必死で耐えて居るであろう女優さんを想像すると、興奮しますね。
オフィス、女子更衣室、海の家、女性専用車両から、不敬極まりない裁判法廷など、展開される場所も様々。時間停止物の最大の見所は、時間が止まっているにもかかわらず、感じすぎて我慢できずに腰が浮いたり、お漏らししたりしてしまうところ。
我慢して我慢して我慢しきれない（演技）というのは、そそりますね。
「時間停止」関連おすすめAV作品
いかがでしょうか？AVなので要はヤるわけですが、シチュエーションがあると感情移入がぐっと高まりますね。